歌手になるために歌唱力は必要ない?その理由とは
多くの人が、言いますよね。
「そんなに歌が上手いなら、歌手になればいいんじゃない?」
「歌手になるには歌唱力がいるよ。君には無理だ」
これ、確かに間違ってはいませんが、100%正解でもありません。
というのも、昨今の音楽業界では、歌唱力がさほど重要視されていないからです。
歌手=歌唱力は間違い
まずはじめに、歌手を扱う事務所のことを考えなければなりません。
あなたはなぜ、事務所がアーティストと契約しているかご存知ですか?
勿論、「この子の歌は素晴らしいから、世界に届けたい」
なんて思っていない場合が99%です。
やっぱり、“お金”なんですね。
元来“歌が上手い人”が歌手としてデビューできたのも、
歌の上手さが珍しく、人が注目するからデビューできたのです。
そして注目すると、視聴率が取れたり、CDが売れたりして、お金が発生する。
だからこそ、歌手には“歌唱力”が必要だと思われていたのです。
しかし現在、“歌手”という職業は総合力が求められています。
これは、どういうことか。
端的に言うと、人を集められる人が、歌手になれるということです。
例えば、アイドル歌手なんかがオリコンチャート上位に入り込むわけですが、
彼ら・彼女らは明らかに歌唱力は劣っていますよね?
セミプロでも素人でも、彼女たちより上手い人は五万といるはずです。
しかし何故、彼女たちが“歌手”として活躍できるのか。
それは歌が上手いからではなく、
その容姿などが理由で、より多くの人の注目を集められるからです。
逆に先ほど挙げた、セミプロ・素人で歌が上手い人が、
どうしてプロとして活動することができないのか。
それは、“ウリ”が無いからです。
現在歌が上手い人なんて掃いて捨てるほどいますから、
歌が上手いだけではダメなんです。
そこに何か、“その人が歌わなければならない理由”が必要なんです。
ではどうやって、その人が歌う理由を身につけるか。
これは、次のページで説明させていただきますね。
とにかくこのページでお伝えしたかったのは、
歌手=歌唱力ではない
歌唱力がなくても歌手にはなれる
この2点でした。